赤ちゃんの快適な室温は何度? 環境作りに役立つアイテムも紹介!

「赤ちゃんにとって快適な室温は何度なのか?」と疑問に思うママやパパもいるでしょう。赤ちゃんは暑さや寒さを感じても、そのことを伝えたり自分で調節したりすることができません。そのため、大人が赤ちゃんのサインを感じ取って室温を調節してあげなければならないのです。

この記事では、赤ちゃんの快適な室温や、暑さ・寒さを見極めるサインなどをご紹介しましょう。

  1. 赤ちゃんと大人の快適な室温は?
  2. 赤ちゃんが出すサインをチェック
  3. 赤ちゃんの快適な室温を季節ごとに紹介
  4. 赤ちゃんの快適な環境作りに役立つアイテム3選
  5. 赤ちゃんの快適な室温に関するよくある質問

この記事を読むことで、赤ちゃんの環境作りでやってはいけないことや、赤ちゃんの快適度を知るためにチェックすべきポイントなどが分かるはずです。

1.赤ちゃんと大人の快適な室温は?

赤ちゃんと大人で快適に感じる室温に違いがある理由や、具体的な違いについて解説しましょう。

1-1.赤ちゃんは体温調節機能が未発達

人間の体は、脳内の体温調節中枢が指令を出すことにより、体温を一定に保つよう調節しています。もちろん赤ちゃんにも体温を調節するための機能はありますが、大人と違って未発達な状態です。そのため、気温と一緒に体温が上下しやすく、寒さや暑さの影響を受けやすいといわれています。

1-2.赤ちゃんと大人の「快適な温度」は?

では、赤ちゃんと大人の「快適な温度」には少し違いがあります。赤ちゃんが快適に感じる室温は、大人より少し高めなのです。大人は自分で服を着たり脱いだりできるため、できるだけ赤ちゃんの適温に合わせてあげるとよいでしょう。

2.赤ちゃんが出すサインをチェック

赤ちゃんが暑さや寒さを感じているときの特徴をまとめました。

2-1.暑いと汗をかきやすい

赤ちゃんは大人より汗をかきやすいため、暑さを感じているときはすぐ汗ばみます。首筋や頭などを触ってみて汗をかいているようなら、暑い証拠といえるでしょう。手足も汗をかきやすいのでチェックしてみてください。また、暑くて機嫌が悪くなることもあります。ほかに機嫌が悪くなる原因が見当たらないときは、薄着にしてみるとよいでしょう。

2-2.顔や唇の色が悪いときは寒い

赤ちゃんは大人より体温が高く汗をかきやすいので、基本的に大人が寒いと感じない環境であれば問題ない場合がほとんどです。しかし、赤ちゃんの顔色や唇の色が悪いときは、寒さを感じている可能性が高いでしょう。また、おなかや背中など衣服で覆われている部分を触ったとき冷たくなっているようなら、寒さを感じている可能性があります。

3.赤ちゃんの快適な室温を季節ごとに紹介

赤ちゃんにとって快適な室温の目安を季節ごとに知っておきましょう。

3-1.春と秋

春と秋は20~25℃が快適な室温といえるでしょう。昼夜の気温差が大きくなるので赤ちゃんが体調を崩さないよう注意が必要です。こまめに室温をチェックし、赤ちゃんの様子を確認しながら対応してください。

3-2.夏

夏は26~28℃程度が適温と考えましょう。赤ちゃんは暑さに弱いので、気温が高い日はエアコンを使って室温を調節してください。ただし、エアコンの風が直接赤ちゃんに当たらないよう注意が必要です。

3-3.冬

冬の快適な室温は、20~25℃です。あせもができてしまう心配があるため、着せすぎないように注意しましょう。汗をかいてあせもができてしまう心配があるのです。また、冬は湿度が低くなりがちなので赤ちゃんの肌が乾燥してしまいます。加湿器を使うなどして50~60%の湿度を保つように心がけましょう。

4.赤ちゃんの快適な環境作りに役立つアイテム3選

赤ちゃんにとって快適な環境を作り出すためにおすすめのアイテムをご紹介しましょう。

4-1.温度計・湿度計

室内の気温だけでなく湿度も適切に調節する必要があります。できれば温度計と湿度計が一つになっているものを、赤ちゃんの枕元に置いておくと安心です。夜間の授乳時にも簡単に確認できるよう、バックライトつきのものをおすすめします。

4-2.加湿器

乾燥しがちな冬場には、加湿器を活用するとよいでしょう。ウイルスから赤ちゃんを守るためにも、湿度が低くなりすぎないよう調節する必要があります。ただし、熱い蒸気が出るタイプの加湿器だと、赤ちゃんが触ってヤケドをする危険があるので注意してください。また、定期的にお手入れをして加湿器にカビが生えないように気をつけましょう。

4-3.スリーパー

赤ちゃんの寝冷えを防ぐには、スリーパーがおすすめです。「寒くなってきたが暖房をつけるほどではない」「寝ている間に赤ちゃんが布団を蹴っ飛ばしてしまう」などの悩みがあるときに活用するとよいでしょう。ガーゼ素材やコットン製のものなど、真冬以外にも使えるスリーパーもあります。

5.赤ちゃんの快適な室温に関するよくある質問

「赤ちゃんにとって快適な室温を知りたい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。

Q.真夏の室内で赤ちゃんが熱中症にならないよう注意すべきことを教えてください。
A.冷房機器を使用する以外にも、赤ちゃんに直射日光が当たらないようにするなどの対策が必要です。また、水分不足を防ぐために、授乳の間隔が空きすぎないように注意してください。

Q.秋になると赤ちゃんの寝冷えが気になります。室温が何度以下にならないようにすれば大丈夫でしょうか?
A.夜間も室温が20℃以下にならないようにすると安心です。暖房を使用しないときはスリーパーを着せるなどして調節するとよいでしょう。

Q.カビが生えたエアコンを使い続けていると赤ちゃんにどのような影響が及びますか?
A.部屋全体に飛び散ったカビの胞子を赤ちゃんが吸い込み、ぜん息やアレルギー・アトピーを引き起こす原因になるでしょう。

Q.赤ちゃんの手足が冷たいのは寒がっている証拠ですか?
A.手足は周囲の気温によってすぐ体温が変化します。おなかや背中を触ってみて冷たければ寒い証拠と考えてください。

Q.エアコンをつけると部屋が冷えすぎてしまうのですが、何かよい方法はありませんか?
A.サーキュレーターを使って冷気を部屋全体に行き渡らせるとよいでしょう。

まとめ

赤ちゃんが快適に感じる室温や大人との違い・赤ちゃんにとって快適な環境作りの方法などを詳しくご紹介しました。赤ちゃんの環境については、大人がこまめに観察して対処しなければなりません。ぜひこの記事を参考に、赤ちゃんにとって快適な環境を作ってください。

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