「子育てでイライラするのを何とか解消したい」「イライラしないで済む方法はないか」とお考えではありませんか? 特に初めての子育てでは、戸惑うことばかりの毎日ですよね。親の言うことを聞いてくれなかったり、思わぬ反応をされたりなどで、ついイライラしてしまうのも分かります。しかし、イライラせずに済む方法があれば越したことはありません。
そこで今回は、子育てのイライラを解消する方法について詳しく解説しましょう。
この記事を読むことで、子育てでイライラする原因や対策が分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.子育てでイライラしてしまう原因は?
最初に、子育てでイライラする主な原因を見ていきましょう。
1-1.仕事と育児の両立が難しい
子育てだけでも大変なのに、家事や仕事と育児を両立するのは至難の業です。育児休暇を取得できても、必ず元の職場に復帰できるとは限りません。また、保育園不足のため復帰と同時に入園できるかどうかも不明です。運よく復帰できても、子どもが小さなうちは熱を出すなどで保育園から呼び出しがかかることも多くなります。早退したり休んだりしながら、仕事をこなすのでは心身が悲鳴を上げてイライラしやすくなるのです。
1-2.家事がおろそかになることへのストレス
子育て中は、家事に手が回らないことが多くなります。子どもが生まれるまでは、掃除が行き届いていた家でも、ものが散らかり放題なケースもあるでしょう。また、料理や洗濯などそのほかの家事をする時間が足りなくなるのも事実です。思い通りに家事ができないことは、イライラする大きな原因となります。
1-3.慢性的な睡眠不足
子育ては、24時間休むことができません。睡眠不足は、あらゆる判断能力を狂わせ感情的になりやすいことから、子どもにイライラしてしまうのです。特に、乳児期は2~3時間ごとの授乳が必要で、体調を崩しやすい時期となります。親が慢性的な睡眠不足になるのも当然でしょう。眠れないことは、想像以上に心身に大きな負担を与えてしまいます。
1-4.子どもへの接し方が分からない
子どもに対する接し方が分からない人もいるものです。子どもが泣いてしまうと、自分の接し方が悪かったのかと感じ、イライラしてしまいます。子どもが生まれれば、自動的に親の自覚が芽生えるとは限りません。初めての子育てなら、なおさらどんな接し方をすればいいのかよく分からないのものです。
1-5.周囲の援助を得られない
子育てで周囲の援助を得られないと、息抜きする時間がなくストレスがたまってしまいます。子育ては「母親の仕事」などと言われて、ひとりで抱え込んでしまう人が多くいるものです。すると、子育てのプレッシャーと疲労がピークに達して子どもに対してイライラしてしまいます。実家が遠くて親を頼ることができない場合も、同様です。
1-6.周囲に勝手なことを言われる
子育てに関して周囲に勝手なことを言われるのも、イライラする原因です。古い考えを押しつけられたり一方的にアドバイスされたりすると、大きなストレスになります。自分のやり方で子育てをしたいと思っていても、何かと口を出されるたびにイライラしてしまうのです。
2.子育てのイライラを解消する方法は?
子育てのイライラを解消するための方法を詳しく解説します。
2-1.何がつらいのか書き出してみる
子育てでイライラする場合、何がつらいのか書き出してみるといいでしょう。自分がどんな点でつらいと思うのか、どんなときにしんどいのかが分かれば、対応方法も見えてくるものです。また、つらい気持ちを文字にするだけでも、イライラが和らぐ効果があります。毎日のイライラを思うままに書いてみるのもいいでしょう。
2-2.自分だけの時間を持つ
子育てのイライラを解消するには、自分ひとりだけの時間を持つことが効果的です。周囲に協力してもらい、子どもを預けて子育てから解放される時間を作りましょう。自分ひとりの時間には、ゆっくり休息したり好きなことを楽しんだりしてください。気持ちがリセットできて、スッキリします。
2-3.子育ての愚痴を聞いてもらう
子育ての愚痴を聞いてもらうのもいい方法です。話を聞いてもらうだけでも、随分とイライラがなくなります。できれば、家族以外の人がいいでしょう。なるべく愚痴に耳を傾けてくれる人がおすすめです。友人・知人で信頼できる人か、プロのカウンセラーに依頼してもいいでしょう。
2-4.子どもや家族に八つ当たりしないこと
いくらイライラしていていも、子どもや家族に八つ当たりするのはやめましょう。八つ当たりをすると、一時的に気持ちがスカッとするだけで、根本的な解決にはなりません。子どもは親がなぜイライラするのか、自分につらく当たるのか理解できず、情緒が不安定になります。また、家族との関係もギクシャクしてしまうことでしょう。
3.子育てのイライラを予防する方法
子育てのイライラを予防する方法を詳しく解説します。
3-1.なるべく規則正しい生活を送る
なるべく規則正しい生活を送るようにしましょう。子育て中でも、決まった生活リズムを維持できれば体調が整い、イライラすることが少なくなります。親の体調がよければ、子どもに対しても余裕が出るはずです。夜は早めに就寝し、朝は決まった時間に起きてください。子どもが寝た後は、夜更かしせずに布団に入りましょう
3-2.栄養バランスのいい食事に気をつける
栄養バランスのいい食事に気をつけることも、イライラ予防に役立ちます。特に、ビタミン類を意識して取りましょう。手軽だという理由でパンやおにぎりなどばかり口にしているのでは、体調を崩してしまいます。特に、母乳で育てている場合は、栄養バランスが崩れると大変です。
3-3.子育ての固定観念を捨てる
子育ての固定観念を捨てましょう。子育てには月齢ごとの目安があるのも事実です。しかし、絶対にやるべきことは限られています。まずは、子どもが健康であることを一番に考えてください。子育てがうまくいかないことがあっても、当然のことだとおおらかな心でいることが大切です。
3-4.ほかの子どもと比較しない
ほかの子どもと比較するのはやめましょう。ほかの子どもと比較して成長が遅い・言うことを聞いてくれないなど、マイナスポイントを見つけては嘆くのはダメです。子どもの成長スピードはひとりずつ異なります。また、個性があるため、おとなしい・活発など性格の違いもあるものです。「よそはよそ、うちはうち」と思って気を楽にしてください。
3-5.自分なりのストレス発散方法を持つ
自分なりのストレス発散方法を持ち、適度にリフレッシュすることが大切です。ストレス過多の状態が続くと、常にイライラするようになります。まずは、体を軽く動かしてみましょう。適度に体を動かしたほうが疲労も取れ、ぐっすり眠れるものです。散歩を兼ねてウィンドウショッピングをするのもいいでしょう。たまには好きなお店でゆったりとお茶を楽しむのもおすすめです。
4.子育てのイライラに関するよくある質問
最後に、子育てのイライラに関する質問に回答します。それぞれ確認してください。
Q.子育てでイライラしやすい人の特徴は?
A.以下のような人は、子育てでイライラしやすいので注意しましょう。
- 真面目な性格
- 完璧主義
- 専業主婦
- 友達が少ない
- 実家が遠い
- パートナーが非協力的
- 子育てが初めて
Q.子どもとの距離感をつめすぎないコツは?
A.自分の子どもであっても、まったく別の人間なのだという意識を持つことです。子どもが言うことを聞いてくれないときには、第三者になったつもりで「今日もまた元気に泣き出しました」などとナレーションしてみるのもいいでしょう。
Q.イライラしているのにパートナーが知らんふりをするのですが?
A.パートナーも、対応策が分からずにいる可能性があります。まずは、イライラしてつらいことをパートナーに話すことが必要です。また、パートナーも子どもの親である自覚を持ってもらい、積極的に子育てに参加してもらいましょう。
Q.子育てのイライラを放置するとどうなる?
A.深刻化すると、子どもに手を上げてしまう可能性があります。また、親自身も心身の疲労が重なり、回復に時間がかかるようになるでしょう。子どものためだけでなく、自分のためにも早めに対策してください。
Q.子育てのイライラが原因で太った気がするのですが?
A.食べることでイライラを解消していると、過剰なカロリーを摂取することになり、太ることがあります。過食は、自分の体に大きな負担を与えるだけです。食べること以外にストレス解消法を見つけてください。
まとめ
今回は、子育てのイライラを解消する方法について詳しく解説しました。子育ては、思いどおりにいかなくて当然です。まずは、自分を責めないようにしてください。また、子育ては重労働であり、心身に大きな負担がかかります。周囲の人にも協力してもらい、なるべく自分の時間を作るようにしてリフレッシュしましょう。子どもと向き合うだけでは、親子であっても息がつまるのは仕方がありません。子育てに余裕を持って取り組むためにも、自分自身のケアが必要です。