赤ちゃんのうつぶせ寝が危険な理由は? 予防方法と注意点を詳しく!

「赤ちゃんにうつぶせ寝をさせてはいけないと耳にしたが、実際にどんなリスクがあるのだろう」「赤ちゃんにうつぶせ寝をさせない方法を知りたい」とお考えではありませんか? 実際に、赤ちゃんのうつぶせ寝にはさまざまなリスクがあることも事実です。かわいい我が子のためにも、うつぶせ寝の危険性をきちんと知り正しく対策しましょう。

そこで今回は、赤ちゃんのうつぶせ寝について詳しく解説します。

  1. 赤ちゃんのうつぶせ寝が危険な理由
  2. うつぶせ寝はいつからできる?
  3. 赤ちゃんのうつぶせ寝を防ぐ方法は?
  4. 赤ちゃんのうつぶせ寝に関するよくある質問

この記事を読むことで、赤ちゃんのうつぶせ寝を防ぐ方法がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.赤ちゃんのうつぶせ寝が危険な理由

最初に、赤ちゃんのうつぶせ寝が危険な理由について見ていきましょう。

1-1.窒息しやすい

赤ちゃんのうつぶせ寝は、窒息しやすくて危険です。赤ちゃんは、うつぶせ寝で鼻や口が圧迫されて苦しくなっても寝返りできないため、窒息してしまいます。たとえば、息が苦しくなったときに大声で泣くことができれば親も気付くことができるでしょう。しかし、赤ちゃんが苦しさを訴えるために大声で泣けるとは限らず、そのまま窒素死してしまう可能性もあります。

1-2.乳幼児突然死症候群のリスクがある

うつぶせ寝には、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクがあります。乳幼児突然死症候群は、特別な予兆や病気などがないのに、赤ちゃんが突然死亡してしまう病気です。うつぶせ寝が原因とは断定できませんが、大きなリスクになることが報告されています。赤ちゃんの大切な命を守るためにも、うつぶせ寝は避けたほうが賢明です。

1-3.うつぶせ寝にはそのほかにもリスクがある

赤ちゃんの命にはかかわらなくても、うつぶせ寝をさせると以下のようなリスクがあります。

  • 歯並びが悪くなったり顎(がく)関節症の原因になったりする
  • 顔がむくみやすくなる
  • 腹部が圧迫され、はいてしまうことがある

2.うつぶせ寝はいつからできる?

赤ちゃんのうつぶせ寝はいつからできるか見ていきましょう。

2-1.1歳を過ぎたころから可能

赤ちゃんのうつぶせ寝は、1歳を過ぎたころから可能になります。具体的には、首がきちんとすわって、自力で寝返りができるようになってからが目安です。まずは、ごく短時間だけうつぶせ寝をさせてみて、特に問題がないか確認してみましょう。なお、赤ちゃんの成長には個人差があるので、1歳を過ぎても不安が残るときは無理をしないでください。

2-2.自然にうつぶせになる赤ちゃんもいる

うつぶせ寝が好きな赤ちゃんもいます。あお向けに寝かせても自分で寝返りをして、好んでうつぶせ寝をしている場合もあるのです。親としては、うつぶせ寝のリスクを考えて心配になることもあるでしょう。しかし、赤ちゃんがうつぶせ寝を好んでしているのですから、呼吸などに支障がないよう、気を付けながら見守るようにするのがベストです。

3.赤ちゃんのうつぶせ寝を防ぐ方法は?

赤ちゃんのうつぶせ寝を防ぐのに効果的な方法をご紹介しましょう。

3-1.普段からあお向けに寝かせる

赤ちゃんのうつぶせを防ぐには、普段からあお向けに寝かせることを心がけましょう。あお向けに寝る習慣が付いてしまえば、うつぶせ寝になってしまうリスクが下がります。あお向けの姿勢で不安がる赤ちゃんは、親が笑顔で対応して安心させることが大切です。最初はなかなか寝付かなくても、慣れてくるにつれ、すぐに眠ってくれるようになります。

3-2.ぬいぐるみやクッションを周囲に置かない

赤ちゃんが寝ているときは、周囲にぬいぐるみやクッションなどを置かないようにしましょう。何らかの拍子で、うつぶせ寝になった際、自分で寝返りできずそのままになってしまうことがあります。また、ぬいぐるみやクッションに口や鼻がふさがれて窒息してしまうこともあるので危険です。

3-3.赤ちゃんの寝姿をこまめにチェックする

自分で寝返りが自由にできるようになるまで、親が赤ちゃんの寝姿をこまめにチェックするのも大切です。うつぶせ寝になってしまっても、すぐにあお向けに戻せば問題ありません。家事などをしているときは、できるだけ身近な場所に赤ちゃんを寝かせておくのもいい方法です。

3-4.うつぶせ寝防止グッズを使用する

赤ちゃん用のうつぶせ寝防止グッズを使用するのもおすすめです。たとえば、寝返りを防止する枕は、両側が盛り上がって赤ちゃんがあお向けのまま眠れます。また、赤ちゃんに装着して寝返りを防止するベルトも人気です。いずれのグッズも必ず注意事項を確認し、装着時間や方法を守って使いましょう。

4.赤ちゃんのうつぶせ寝に関するよくある質問

最後に、赤ちゃんのうつぶせ寝に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.親の背中におんぶしている状態もうつぶせ寝と同じなのでは?
A.いいえ。確かにお腹が密着している点では、うつぶせ寝のようなスタイルですが、重心が下になるため、必要以上に体を圧迫するない点が違います。また、親が常に赤ちゃんを意識することになるので、うつぶせ寝特有のリスクがありません。

Q.赤ちゃんの寝具を選ぶときのポイントは?
A.敷き布団やマットレスは硬めのものを選びましょう。赤ちゃんが寝返りしやすく、口や鼻が埋もれにくいからです。かけ布団は体に負担をかけないため、軽いものにしてください。

Q.うつぶせ寝をさせないと頭の形が悪くなると言われたのですが?
A.特に心配する必要はありません。赤ちゃんの頭はやわらかいので、あお向けで寝かせてばかりいると一時的に後頭部が平らになってしまうこともあるでしょう。しかし、赤ちゃんが育つにつれて起きている時間が増え、頭の形も気にならなくなります。

Q.あお向けに寝かせると泣き出すのはなぜ?
A.寝心地が悪い、体が痛いなど何らかの理由があるからです。また、うつぶせ寝からあお向けにしたときは、状況が判断できず不安になって泣くこともあります。いずれも、あお向けで寝ることに慣れてくると、泣き出さなくなるでしょう。

Q.親のお腹の上でうつぶせ寝をさせるのは問題ない?
A.短時間なら問題ありません。ただし、親が目を離したり眠ってしまったりしたときに、赤ちゃんが落下する可能性があるので気を付けましょう。

まとめ

今回は、赤ちゃんのうつぶせ寝について詳しく解説しました。赤ちゃんのうつぶせ寢には、窒息や乳幼児突然死症候群などのリスクがあり、場合によっては命にかかわるので危険です。うつぶせ寝を防ぐには、あお向け寝を習慣付ける、寝ているときにクッションやぬいぐるみを置かないなど、いくつかの方法があります。大切な赤ちゃんをうつぶせ寝によるリスクから守るためにも、親として十分に気を付けて対策してください。

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