赤ちゃんの夜泣き対策が知りたい! 夜泣きとの向き合い方も伝授!

「赤ちゃんの夜泣きを何とかしたい!」「夜泣きから解放されたいのに方法が分からない」など、深刻な状態に陥っている方は多いでしょう。赤ちゃんの夜泣きは仕方のないことかもしれませんが、長く続いてしまうと体力が消耗してしまい、精神にまで悪影響をもたらしてしまいます。本記事では、赤ちゃんの夜泣き対策について詳しく解説しましょう。

  1. 赤ちゃんが夜泣きする原因は?
  2. 夜泣きとの向き合い方は?
  3. 赤ちゃんの夜泣き対策を紹介!
  4. 赤ちゃんの夜泣きに関してよくある質問

この記事を読むことで、赤ちゃんの夜泣きから解放されるポイントが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.赤ちゃんが夜泣きする原因は?

まずは、赤ちゃんが夜泣きをする主な原因を把握しておきましょう。原因を知ることでより効果的な対策が立てられるようになります。

1-1.夜泣きは生後半年から1歳半ぐらいまで続くことが多い

赤ちゃんのお世話で大変なのが夜泣きです。一般的に、夜泣きは生後半年から1歳半ごろまで続くと言われていますが、頻度や時期は赤ちゃんそれぞれで異なります。夜泣きが始まる月齢や続く期間・時間帯もまちまちです。赤ちゃんの中には、ほとんど夜泣きの時期がなかったというケースもありますが、子育て中のママのおよそ7割が夜泣きで悩まされる経験があります。夜泣きで悩んでいるのは、決してあなただけではありませんよ。

1-2.赤ちゃんは泣くことが仕事

「何でうちの子だけ夜泣きがすごいんだろう」と悩んでいる方は多いはずです。けれども、赤ちゃんは泣くこと自体がお仕事のようなものなので、深く悩む必要はありません。赤ちゃんは泣くものなので、それがたまたま夜なだけなのです。ただし、日本の生活環境は木造家屋が多く、近隣に音がもれやすいことがあります。近所が静まりかえっているときに赤ちゃんの夜泣きが響くと、「早く泣き止ませなきゃ」という焦りが生じ、ママのプレッシャーになってしまっているのです。一般的に、赤ちゃんの夜泣きに明確な原因はありません。

1-3.夜泣きは順調に発達している証拠

前述したように、赤ちゃんが泣くのは当たり前のことで、夜泣きは体が順調に発達している証拠でもあります。人の体には、昼に起きて夜に眠るという体内時計が備わっていますが、新生児の赤ちゃんはこの機能が不十分な状態です。昼夜の区別がないため、泣くと寝るを短いサイクルでくり返すことになります。生後5か月ごろになると体内時計が動き出し、睡眠リズムが整い始めるでしょう。その時期まで夜泣きをするのは、睡眠の発達が順調に進んでいる証拠となります。

1-4.暑さや空腹で夜泣きすることも

赤ちゃんが夜泣きする原因には、暑さが関係していることがあります。赤ちゃんは体温調節がうまくできないため、寝汗をかくと居心地の悪さから泣きわめくようになるのです。もし、背中に汗をかいていたら、暑くて寝られない意思表示かもしれません。大人が少し肌寒いと感じる程度が、赤ちゃんにとってはちょうど良い温度です。また、空腹で夜泣きをするケースもあります。赤ちゃんは胃袋が小さいので、すぐに消化しおなかが減ってしまうのです。母乳やミルクを飲ませてあげると落ち着き、泣き止むかもしれません。

1-5.痛がっているサインの可能性もある

しっかり眠ることもなくそのまま朝を迎えた場合、何らかの原因で痛がっているサインかもしれません。同じ間隔で泣く・ほかの原因が思い当たる節がない場合は、病院に連れて行ってあげるといいでしょう。ほとんどの赤ちゃんは暑さまたは空腹で泣くことが多いのですが、異常のサインの可能性もあるため、普段との違いをチェックしておくことも大切です。

2.夜泣きとの向き合い方は?

ママのプレッシャーを少なくするためにも、向き合い方を見直す必要があります。夜泣きと向き合う際のポイントを解説しましょう。

2-1.ママが休息を取ることも大切

赤ちゃんができると、生活の中心は赤ちゃんの世話になるでしょう。朝起きて朝食を作り、洗濯物を干して、赤ちゃんを預けて仕事に出かけ、夜泣きに毎晩何時間も付き合っているといつか自分が壊れてしまいます。精神が病んでしまうと赤ちゃんと向き合うこともできなくなるため、無理をせずに休息を取るようにしてください。夜泣きの時期が続く場合は、パパに協力してもらったり、昼間は赤ちゃんと一緒に昼寝をしたりするなど睡眠時間を確保しましょう。シングルマザーの場合は、家族や友人に協力してもらうのも方法の1つです。誰かに頼ることは決して恥ずかしいことではありませんよ。

2-2.夜泣きの原因はママの接し方ではない

夜泣きについて考えすぎないことも大切なポイントです。夜泣きで悩まされている多くのママは、「自分の接し方が悪いのでは?」「ママとして失格」と思い込んでしまうところがあります。実際のところ、夜泣きのハッキリとした原因は分かっていませんが、赤ちゃんの成長に関係する生理的なところが大きいのではと言われているのです。決して、ママの接し方に問題があるから夜泣きがひどいというわけではありません。夜泣きを自分のせいにしたり、思うようにいかないからと落ち込みすぎたりしないようにしてください。

2-3.近隣トラブル防止のために一言伝える

赤ちゃんの夜泣きで気がかりになっているのが、近隣住民とのトラブルだと思います。実際に、赤ちゃんの夜泣きで近隣トラブルに発展したというケースは多いのですが、きちんと話をすれば理解してくれる方がほとんどです。夜泣きが始まったときは、お隣や上下の階の人に、「毎晩うるさくしてしまい申し訳ありません」と一言挨拶しておきましょう。挨拶をしておけば、近所の理解も得やすくなりますし、協力的になってくれる可能性もあります。

2-4.ママ1人で悩まず、いろいろな方法を試してみる

前述したように、夜泣きの原因はハッキリ分かっていませんが、いろいろな方法を試してみることが大切です。「一向に泣き止まない」「疲れた」と思ったときは、1人で悩まず助けを求めましょう。育児に苦しくなったら相談機関などに頼るのも方法の1つです。家族以外の第三者なら、気軽な気持ちで相談でき、自然と気持ちも楽になります。頑張りすぎないことも、赤ちゃんの夜泣きと向き合う大切な考え方なのです。

3.赤ちゃんの夜泣き対策を紹介!

では、赤ちゃんの夜泣きはどのように対処すればいいのでしょうか。主な対策法をいくつか紹介するので、ぜひ試してみてください。

3-1.安心させるようにやさしく抱っこする

1番の対策といえば、やさしい気持ちで抱っこすることです。赤ちゃんは抱っこされるとママの心臓の音を聞いて、安心して気持ちよくなります。普通の抱っこで泣き止まない場合は、ママがあお向けに寝て胸の上に赤ちゃんをうつ伏せ状態で寝かせるといいでしょう。この寝かせ方をカンガルー抱っこと言いますが、より赤ちゃんを安心させることができます。ほかにも上下に揺らすスクワット抱っこや、おんぶスリングでの横抱きなど、赤ちゃんによって効果的な抱っこの方法が異なるでしょう。いろいろな方法を試しながら効果的な抱っこを見つけるといいかもしれませんね。

3-2.おっぱいやミルクを与える

空腹が原因で夜泣きをしている可能性もあるため、おっぱいやミルクを与えるのも対処法の1つです。おっぱいやミルクを与えるとすぐに落ち着き、寝つきがよくなるケースがあります。赤ちゃんによって、抱っこをしながらおっぱいをあげなければいけなかったり、寝ながらの添い乳がないと寝てくれなかったりするので、自分の子どもに効果的な方法を探ってみてください。

3-3.落ち着く音を聴かせる

大人がヒーリングCDを聴くと気持ちよくなるように、赤ちゃんにとっても心地よく感じられる音があります。たとえば、テレビ放送後に流れる「ザーッ」という砂嵐の音です。ホワイトノイズと言われる雑音は、赤ちゃんを安心させて泣き止ませる不思議な力があると言われています。ほかにも、換気扇がまわる音・スーパーの袋をくしゃくしゃにする音など意外なものが赤ちゃんを泣き止ませる可能性があるのでぜひ試してみてください。

3-4.思いきって1度目を覚まさせる

手がつけられないほどの夜泣きが続いた場合は、いったん部屋の明かりをつけて完全に目を覚まさせてあげるのも方法の1つです。「完全に起きたら寝なくなるのでは?」と思うかもしれませんが、少し遊び気分をリフレッシュさせることで寝かしつけやすくなります。しかし、目が覚めてしまうと寝かしつけるまで時間がかかる点がデメリットです。寝る時間が少なくなるとママの負担も大きくなるので、最終手段として残しておきましょう。

3-5.ほかのことで気をそらせる

自分の顔に敏感に反応する赤ちゃんに鏡を見せるなど、ほかのことで気をそらせるのも方法の1つです。赤ちゃん自身の写真を見せたり、鏡に自分の顔を映して見せてあげたりすると、赤ちゃんが泣き止み、そちらに意識を傾けるようになります。泣くことを忘れさせる方法です。おもちゃを見せたり、遊ばせたりして気をそらすこともできるでしょう。

4.赤ちゃんの夜泣きに関してよくある質問

赤ちゃんの夜泣きに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.寝かしつけるポイントは?
A.生活リズムを整えてあげることです。簡単にできる方法としては、朝7時までに起こしてあげるようにします。人間の体は太陽の光を浴びることで覚醒し、睡眠と覚醒をハッキリと区別できるようになるのです。そのため、朝は7時までに起こしてあげるために、太陽の光を部屋に取り入れてください。また、日中は活動的に過ごしたり、睡眠へのルーティーンを作ってあげたりすることも大切なポイントです。寝る1時間前に風呂に入れる・ベッドに寝かせたら子守唄を聴かせるなど毎日同じ方法で寝かしつけを行うと、夜泣きが少なくなる可能性があります。

Q.激しい夜泣きが心配なときの対処法は?
A.ほかの赤ちゃんよりも夜泣きが激しいからと心配することはありません。ただし、朝まで泣き続ける場合は、何らかの異常サインの可能性もあるので1度病院に診せると安心できます。赤ちゃんは何の原因もなく泣いているだけのケースがほとんどです。あまり心配しすぎずに、先輩ママさんや自分のお母さんに相談するのもいいかもしれませんね。

Q.夜泣きに月齢・年齢差はあるの?
A.あります。月齢や年齢差によって夜泣きの傾向が異なるからです。0~3か月、4か月~1歳半、1歳半以降とそれぞれで夜泣きの質が大きく変わります。たとえば、3か月ごろまでは睡眠不足が続き、生活リズムや寝室環境が整っていないことが原因で夜泣きするでしょう。これらを整えるだけでも夜泣きが少なくなる可能性があります。4か月以降になると睡眠サイクルが発達することによる変化、1歳半になると子ども自身の主張が強くなりイヤイヤ期が絡んでくることもあるのです。

Q.赤ちゃんを落ち着かせるポイントは?
A.おなかや足を温めてあげると落ち着くケースがあります。体がポカポカすると眠くなってくるように、下半身が冷えると夜泣きの原因になってしまうのです。そのため、赤ちゃん用の腹巻きやレッグウォーマーを使うといいでしょう。寝つかせるときに足をやさしくさすってあげたり、ホットミルクを飲ませてあげたりするのも方法の1つです。ただし、赤ちゃんは暑がりの傾向があるので、着せすぎにならないように注意してください。

Q.寝かしつけに便利なグッズは?
A.良い香りに包まれると眠りに落ちやすくなるので、赤ちゃんがぐっすり眠れる香りの精油がおすすめです。一般的に、アロマテラビーは赤ちゃんにとって刺激が強すぎると言われていますが、ベビー専用のアロマなら安心して使うことができます。ラベンダー・ベルガモット・クラリセージなどやさしい香りが配合されている精油もあるのでぜひ試してみてください。また、天井に光と音が広がるホームシアターを活用するのもいいでしょう。

まとめ

赤ちゃんの夜泣きは、睡眠の発達が順調な証拠です。何らかの異常が起きていることもありますが、問題があったり病気になっていたりするわけではありませんので安心してください。まずは、夜泣きする原因を知り、赤ちゃんの特徴を把握することで適切な対策を立てることができます。自分でどうしても対処できない場合は、家族や友人・ベビーシッターなどを頼り、休息を取ることも大切です。無理するのが1番いけないので、自分1人で悩み抱え込まないようにしてください。

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