子どもの叱り方で注意すべきことは? アフターフォローも重要!

「子どもにはどんな叱り方をすればよいのか?」​とお悩みではありませんか? 子育ては難しいものです。いつも子どもと一緒に笑っていたくても、叱らなければならない場面は必ずやってきます。そんなとき、叱り方に迷う親御さんは多いはずです。

この記事では、子どもを叱るときのポイントや注意点などを詳しくご紹介しましょう。

  1. 子どもを叱るのはどんなときか?
  2. 子どもを叱るときのポイント
  3. やってはいけない叱り方
  4. 子どもに思わずイライラしてしまったときの対処法
  5. 叱りすぎてしまったときのアフターフォロー
  6. 子どもの叱り方に関するよくある質問

この記事を読むことで、子どもに伝わりやすい叱り方や、叱る前に考えるべきことなどが分かるはずです。

1.子どもを叱るのはどんなときか?

まずは、どんなときに子どもを叱らなければならないのかをご紹介しましょう。

1-1.何が危険かを教えるとき

小さな子どもは、何が危険で何が安全なのかまだ分かっていません。たとえば、「道に飛び出したら車にひかれる」「火遊びをしたら火事になる」など、分からないのでやってしまうこともあるのです。そして、大人に叱られて危険だということを知ることになります。

1-2.人を傷つけないように

人を傷つけたことで叱られることもあります。お友達をたたいたり押したりして親に叱られ、泣いて謝った経験がある子どもは多いでしょう。また、嫌な言葉を人にぶつけて傷つけてしまったときは、そのことを後悔して反省するよう叱らなければなりません。

1-3.社会のルールを学ばせるとき

「駐車場で走ってはいけない」「並んで順番を待つ」など、社会で生きていくうえで守らなければならないルールを学ばせるとき、叱ることも必要です。そうすることで子どもは失敗や間違いを学び、正しいことを知っていきます。

2.子どもを叱るときのポイント

子どもを叱るときに押さえたいポイントをご紹介します。

2-1.子どもの目を見る

子育て中は何かと忙しいため、つい何かをしながら叱ってしまうこともあると思います。そうすると、子どもは単に親の機嫌が悪いだけだと思ってしまうのです。そのイライラを解消するために自分に怒りをぶつけているのだと思い、反省する気にはなれなくなってしまいます。本当に伝えたいと思っていることを子どもに分かってもらうためには、何かの片手間に叱るのではなく、「あなたのためにいっている」ということを心から理解してもらわなければなりません。

2-2.なぜ叱っているのかを説明する

なぜ叱られているのか、子どもが理解できるように叱りましょう。叱られている理由がよく分からず、ただ親の怒りが収まるのを待っている子どももいます。また、叱られた理由を間違えて理解している場合も多いでしょう。そうなると、叱っても何の意味もありません。叱られている理由が分かっているか子どもに聞き、確認しながら一緒に解決方法を考えていくのもおすすめです。

2-3.子どもの気持ちも聞いて肯定する

子どもの気持ちも聞いてあげましょう。子どもは、大人には思いつかないようなことを考えて行動することもあるのです。一方的に叱るだけでは、子どもは自分のいいたいことをいえないまま過ごすことになってしまいます。子どもの気持ちを聞き出すことができたら、まずは肯定してあげてください。

3.やってはいけない叱り方

子どもを叱るときのNG行為をご紹介しましょう。

3-1.感情的に怒鳴りつける

大人はつい、そのときの機嫌で叱ってしまうことがあります。冷静に子どものいい分を聞いて丁寧に叱ってあげられるときもあれば、感情的に怒鳴りつけてしまうこともあるでしょう。しかし、感情的に怒鳴りつける叱り方は、子どもに恐怖心を与えるだけです。何が悪かったのかを冷静に考えられなくなってしまうため、絶対にやめてください。

3-2.人と比べて叱る

誰かと比べて人格を否定されることは、子どもの劣等感を大きくしてしまいます。「どうせ自分はダメな人間だ」と思い込み、自信をなくしてしまうことになるのです。または、反発心をもつだけで逆効果になってしまう可能性が高いでしょう。

3-3.いつまでもしつこくいい続ける

叱り終わったらすぐに切り替え、いつまでもしつこくいい続けるのはやめましょう。子どもにとって親に叱られている時間は嫌なものです。その時間がいつまでも終わらないのはつらいことであり、「早く終わってほしい」ということだけを考えるようになります。また、親がしつこく叱り続けるタイプだということが分かっているため、話半分に聞くようになってしまうでしょう。

4.子どもに思わずイライラしてしまったときの対処法

子どもにイライラして理不尽な叱り方をしてしまうこともあるでしょう。そうならないための対処法をご紹介します。

4-1.少し子どもと距離をとる

イライラして子どもを怒鳴りつけてしまいそうなときは、少しの間でよいので子どもと距離をとるようにしましょう。1人で外出して頭を冷やしてくるのが一番ですが、ほかの大人が不在で子どもを置いていけないときは、家の中で1人になれる場所を探してください。ただし、子どもが小さい場合は十分な安全を確保してから離れるように注意しましょう。

4-2.人に話を聞いてもらう

1人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらうだけでイライラが解消されることもあります。親しい友人や実家の親などに電話をして愚痴を聞いてもらうとよいでしょう。誰かに話しているうちに笑い話になり、子どもへのイライラもなくなるはずです。

4-3.体を動かす

イライラを発散するためにとにかく体を動かすのもよいでしょう。こんなときだからこそ、子どもと鬼ごっこをして楽しんでみるのもおすすめです。1人でいたいときは、筋トレなどをするのもストレス発散になります。

5.叱りすぎてしまったときのアフターフォロー

つい子どもに叱りすぎてしまったときはフォローしてあげてください。

5-1.謝る

自分も悪いと感じたら、素直に謝りましょう。親が謝ることで子どもも素直に反省しやすくなるはずです。また、謝ることに苦手意識がある子どもに対しても、「謝る」ということを、身をもって教えられます。お互いに謝って気持ちよく仲直りをしましょう。

5-2.スキンシップをとる

叱った後は、いつも以上に子どもとスキンシップをとるようにしてください。親に叱られた子どもは「もう自分のことが嫌いになったのではないか」と不安な気持ちになっているはずです。たくさんスキンシップをとり、安心させてあげましょう。この安心感を与えることが、「もう悪いことはしない」と思わせることにつながります。

6.子どもの叱り方に関するよくある質問

「子どもの叱り方について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.「怒る」と「叱る」の違いは何でしょうか?
A.単に感情をぶつけるのが「怒る」ことで、相手を思って間違いを正すのが「叱る」ことです。

Q.中学生の子どもにはどうやって叱るのが効果的でしょうか?
A.この時期の子どもはただでさえ反発心が強いため、大人扱いをして大人同士の話し合いをするつもりで接することをおすすめします。

Q.子どもを叱るとき、どんなことに悩んでいる親御さんが多いのでしょうか?
A.感情的になってしまう・きょうだいと比べてしまう・手が出そうになってしまうなどの悩みが多くなっています。

Q.「お化けがくるよ」という叱り方は効果があるのでしょうか?
A.その場かぎりの効果しかないため、おすすめできません。

Q.子どもを叱る前に親がやるべきことを教えてください。
A.深呼吸をし、気持ちを落ち着けましょう。どう伝えればよいのか、冷静に考える時間を作るのがおすすめです。

まとめ

子どもを叱るときに押さえるべきポイントや、イライラしてしまったときの対処法などを詳しくご紹介しました。子どもの叱り方については悩む親御さんが多いでしょう。ぜひこの記事を参考に、子どもが本当に反省する叱り方を知ってください。

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